クラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」(読売新聞社特別協力)が始まった1日、会場のびわ湖ホール(大津市打出浜)は大勢の人でにぎわい、
イベントの名前通り、「熱狂の日」となった。
1日は、無料公演を中心のプレイベントとして開催。メーンロビーの特設ステージで、大津児童合唱団(約40人)が「故郷(ふるさと)」などを披露して幕が開けると、
地元のジュニアオーケストラやソプラノ歌手らによる演奏が次々と行われ、観客席のほか、立ち見でロビーを埋めた観衆から大きな拍手が送られた。
モーツァルト「フーガ」などを演奏したオルガン奏者の城奈緒美さん(37)は「お客さんと音楽の距離が近く、子どもにも興味を持って聴いてもらえた」と話していた。
演奏会のほかに、子どもが楽器を体験できる教室(2日も開催)も開かれ、200人が参加する盛況ぶり。守山市立小津小1年の小嶋茅冬さん(6)は、ギターを手に
「重かったけどきれいな音が出せた」と笑顔を見せた。
家族と訪れた嘉田知事も「クラシックを子どもと一緒に気軽に味わえる最高のイベント。京阪神など県外の人にもアピールできる機会になった」と満足そうな表情を見せた。
2日の本公演は、国内外の著名な演奏家が大ホールなどで競演する。ホールによると、有料公演のチケットは約8割が完売しているという。問い合わせはチケットセンター
(077・523・7136)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100501-OYT8T01017.htm 依頼83