★★★★★★スレ立て依頼所★★★★★★

このエントリーをはてなブックマークに追加
27 シラウオ(長屋)
スレタイ:女の子は恋をすると地霊になるってほんとですか?

「98歳でも恋はするのよ」初詩集4万部

 「頑張らずに気楽にいくのがいいね」「夢は平等に見られるのよ」――。
 92歳で詩作を始めた宇都宮市の柴田トヨさん(98)の初めての詩集「くじけないで」。昨秋に
出版されて以降、やさしい言葉で語りかけ、読む人に希望を与えてくれるとして人気を呼んでいる。
「数百部売れれば大ヒット」と言われる自費出版だが、東京の出版社の目にとまり、既に4刷(計4万部)を
数える異例のヒットとなっている。
 18年前に夫を亡くして一人暮らしのトヨさんは、腰を痛め、趣味の日本舞踊も踊れなくなった。
希望を失いかけていた母親に「何か生きがいを」と詩作を勧めたのが、一人息子の健一さん(65)だった。

 夜寝る前、布団の中で思いを巡らせる。そばに鉛筆とノートを置いておき、いい言葉が思い浮かんだら
ノートに書きとめる。粗削りの作品を健一さんに読み聞かせ、2人で推敲(すいこう)を重ねる。
 詩集は昨年10月、自費出版した。夫との思い出、家族や介護、毎日の生活で感じたことなど全42編。
詩集の題名にもなった「くじけないで」は、「私 つらいことがあったけれど 生きていてよかった 
あなたもくじけずに」と、読み手にエールを送る内容だ。

 「秘密」という詩では、「98歳でも恋はするのよ 夢だって見るの 雲にだって乗りたいわ」と書いた。
訪問治療に来てくれた医師への秘めた思いを「告白」したものだという。
 今年3月、詩集を新装刊行した「飛鳥新社」によると、高齢者を中心に「一語一語が心にしみわたる」などの
感想が寄せられている。

 周囲が自分の詩を楽しみにしていることが創作意欲を支えている。「病院の看護師さんが
自分の詩を読んでくれていて、涙が出るほどうれしかった」という。
 6月に白寿を迎えるトヨさん。「本当に詩に助けられてきた。これからも何気ない思いを
ノートにつづっていきたい」と、意欲的だ。
 「くじけないで」(B6判、109ページ)は、税別952円。

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20100501-OYT1T00512.htm