兵庫大(加古川市平岡町)に今春、女子駅伝部が誕生した。かつて実業団のワコールなどで活躍した
樽本つぐみ監督(加古川西高出身)の下、4人の部員が、将来の全日本大学女子駅伝出場を目指してスタートを切った。
同大学には1995年創部の陸上部があるが、中長距離種目を専門とした駅伝部は初。
陸上部を指導してきた樽本監督が、全国都道府県対抗女子駅伝の兵庫チームに長年スタッフとして
携わっていることなどが評価され、強化指定クラブに認定。本年度から6人のスポーツ推薦枠が設けられた。
初年度は山本ちなみ(大阪・星翔高出)大歳恵里(日ノ本高出)の2人が推薦入学。
高校駅伝大阪府大会で2年連続2位の山本は「陸上をしながら保健体育の教員免許が取得できるのと、監督やコーチの熱心さに引かれた」。
一般入試組の大貫真実(三木高出)斉明寺千佳(佐用高出)を加え、女子駅伝部として始動した。
樽本監督は「兵庫は陸上どころだが、本格的に女子の長距離に取り組んでいる大学は少ない。
上を目指す女子選手の受け皿になれば」と将来像を描く。
全日本大学女子駅伝出場を見据え、まずは2004年(当時は陸上部で出場)以来途絶えている関西学生女子駅伝への出場が目標だ。
駅伝には最低6人が必要なため、当面は個々のレベルアップを図りながら体制を整えていく。
近畿高校駅伝出場経験のある大貫は「駅伝はきずなを深めないとできない。チームでまとまって頑張っていきたい」と誓う。
http://www.kobe-np.co.jp/news/sports/0002927605.shtml