ナショナルセミコンダクター、大電力アプリ向けLEDドライバを発表
ナショナル セミコンダクタージャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ジェフ・ウォーターズ、資本金:42億750万円)は、
大電力アプリケーション向けに最大4本のLEDストリングの高精度で高効率な駆動を可能にする、業界初のダイナミック・ヘッドルーム制御/マルチ出力
機能付きLEDドライバを発表しました。新製品のLM3464は、高いエネルギー効率を特長とするナショナルセミコンダクターのPowerWise(r)製品に
指定されており、産業用/道路/車載照明など多数のLEDを使用するアプリケーションのシステム効率最大化のほか、システムの複雑さとコストの低減を
実現します。
各ストリングへの電流を個別に駆動する従来の高輝度LEDドライバと異なり、LM3464 は4チャネル構成で、チャネルあたり最大20灯のLEDを駆動し、
システムの複雑さとコストを低減します。
LM3464のダイナミック・ヘッドルーム制御機能は、最適なシステム効率を提供するために必要最小限のレベルまで、電源フィードバックによりLEDの
電源電圧をダイナミックに調整します。
ナショナル セミコンダクターのLM3464 LEDドライバの技術的特長
LM3464は4つの個別電流レギュレータ・チャネルで構成される高耐圧電流コントローラです。また、外付けNチャネルMOSFETおよびセンス抵抗とともに
動作し、個々のLEDストリングへの正確な電流駆動を実現します。LM3464は80Vまでの広い入力電圧範囲を提供し、さらにストリングごとに複数の
LEDを駆動できるため、多数のLEDを使用するアプリケーションに最適です。
LM3464のサーマル・フォールドバック機能は、温度の危険な領域までの上昇によりLEDの光出力や寿命の大幅な低減が発生するのを防止し、
LEDを保護します。過熱状態になった際には、LEDのLED接合部温度が安全な動作温度に回復するまで、サーマル・フォールドバック機能が
LED中の電流を低減します。このユーザー・プログラマブルな機能により、堅牢性と信頼性の高い熱設計が可能になり、経時変化や照明機器の
環境条件による温度変化に伴うLEDの寿命や光出力への影響を抑えます。
http://www.nikkan.co.jp/newrls/rls20100427i-04.html