鳩山首相、「日中両国の距離を縮めたい」 万博期間中の訪中も希望
鳩山由紀夫首相がこのほど、中国メディア「中国新聞周刊」の取材を受け、「日米同盟を軸に日米関係を
強化すると同時に、日中両国の距離を縮めていきたい」との意向を示した。中国新聞網が伝えた。
記者から、鳩山家は曾祖父の時代から中国と密接な関係があったと指摘されると、鳩山首相は、
「鳩山家は代々、日中友好のために努力してきた」と回答した。続けて、鳩山首相は自分の父である
威一郎氏は外務大臣として日中平和友好条約の話し合いに参加したことや、妻である幸さんが
上海生まれであることを紹介した。
続けて鳩山首相は日中関係について、年内中に温家宝首相が訪日する予定であることを紹介し、ハイレベル
交流を通じて日中関係をさらなる高みへ導きたいとの意向を示した。
そのほか、5月1日に開幕する上海万博の開催期間中に訪中したいとの希望を述べた。
また、現時点で日本と中国の間にある問題として、食品の安全性や東シナ海の資源開発問題を挙げ、
「重要なのは問題を避けることではなく、真剣かつ冷静に対応することだ」と指摘。互いの違いを認め、
互いを尊重し、友愛の精神で解決方法を模索することが重要だとした。
また、日米関係について、鳩山首相は「日米同盟は日本の外交及び国家保障の基礎である」とし、日本は
米国との緊密な協力関係を構築し、いっそうの関係強化を望んでいると述べた。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0426&f=politics_0426_001.shtml