やずや就活動画流出 不採用学生“再挑戦”ネット投稿
健康食品の通信販売大手「やずや」(福岡市)が、採用試験に落ちた学生に動画共有サイト「You Tube(ユーチューブ)」に
学校名や名前などの個人情報を含む自作の動画を投稿させる“再チャレンジ”試験を行ったところ、うち学生1人の動画が
ネット上に流出したことが26日、分かった。
動画は、投稿時に特定の相手しか見られない設定にできるが、学生が設定方法を知らなかったため、動画が流出。
同社は「非公開」設定の案内不足を認め、ホームページで社長名のおわびを掲載した。
同社によると、平成23年春に卒業予定の新卒採用試験で、3次選考で不採用となった学生数十人に対し、
不採用通知とともに「弊社への思いを動画に撮ってユーチューブにアップしてください」とする課題をメールで送信した。
問題になっているのは、福岡市内の大学に通う女子学生が投稿した動画。学生本人の大学名や名前とともに、
数枚の本人や友人が写った写真が流出し、「やずやが第一志望です」「私が入社してからできること」など、
やずやに対する思いを込めたテロップが流れる内容となっている。
ユーチューブは、動画をアップする際に特定の相手しか見られない「非公開」の設定にすることができるが、
この学生は設定方法を知らず、制限をかけなかったため動画がネット上に流れた。現在、動画は削除されたが、コピーが出回っている。
遠方の受験生の負担軽減が目的だったが、これらの騒動に対し、同社は「優秀な学生が多く、
一部の学生に再チャレンジの場を設けさせていただいた。福岡という場所の都合上、
非公開という前提でユーチューブを選んだ」と説明。「非公開」の設定について、
「案内はしていたが、ネットを使い慣れていない学生への配慮が欠けていた。申し訳ない」と陳謝した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100427/crm1004270048000-n1.htm sankeiも北