バグダッド(CNN) イラク警察は23日、首都バグダッド市内や西部アンバル州で同日、多数の爆弾テロが発生し、
少なくとも61人が死亡、100人以上が負傷したと発表した。犯行声明は出ていないが、手口から国際テロ組織
アルカイダ系のイスラム教スンニ派武装組織「イラク・イスラム国」が関与している可能性が高いとしている。
イラク政府と駐留米軍は18日、「イラク・イスラム国」掃討作戦で幹部2人を殺害している。イスラム教シーア派の
反米強硬指導者ムクタダ・サドル師派に属するハキム・アル・ザミリ元保健省次官は23日の爆弾テロについて、
この幹部2人の殺害に対する報復攻撃の可能性があると述べた。
また、イラクでは今年3月の国民議会選挙後、各党、各会派による連立政権交渉がこう着状態にあり、この政治的空白を
突いたテロとの見方も出ている。イラクでは2006年初め、シーア、スンニ両派間の対立が激化、流血の衝突が相次いだ
過去があり、議会選後の政治的な混迷は宗派抗争の再来を招きかねないとの懸念も強まっていた。
以下ソース
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201004240011.html