ノルウェーのOpera Software ASAは22日(現地時間)、同社製のモバイル端末向けWebブラウザー「Opera Mobile」のエミュレーターソフト「Opera Mobile for Windows」を開発者向けに公開した。
本ソフトは、Windows Mobileなどへ提供されているモバイル端末用Webブラウザー「Opera Mobile」を、Windows上で動作可能にしたもの。拡大縮小やタブブラウジング、スピードダイヤルといった「Opera Mobile」の機能を、ほぼそのままWindows上で利用できる。
これまで「Opera Mobile」での閲覧に適したモバイル向けWebサイトを構築するには、「Opera Mobile」を搭載した端末の実機などを必要としたが、本ソフトを利用すれば従来より手軽にWebサイトの動作チェックを行える。
さらに、本ソフトには「Opera Mobile」のウィジェット機能をエミュレートする「Opera Widgets Mobile Emulator」も同梱。これらのエミュレーターは同社のJavaScriptデバッガー「Opera Dragonfly」と組み合わせて利用可能で、開発効率を大きく向上させられるだろう。
本ソフトは、Windowsに対応するフリーソフトで、Windows 7で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能で、Windows版のほかLinux版およびMac版が用意されている。
http://www.forest.impress.co.jp/docs/news/20100423_363376.html