ルーピー 「首相が政策も分からず国民を狼狽させ、朝令暮改を繰り返す 国民はたまったものではない」

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1 エバポレーター(西日本)

【政論】首相は「愚直」なのか、「愚か」なのか (1/2ページ)
2010.4.23 07:44

 鳩山由紀夫首相と自民党の谷垣禎一総裁の21日の党首討論を聞いていて、強い違和感を覚えた。首相が
米ワシントン・ポスト紙に酷評された「愚か」(loopy)とする見方を認めたことにではない。「愚か」という表現を、
巧みに「愚直」という別の言葉にすり替えたことに対してだ。

 「ワシントン・ポストの言うように、私は愚かな首相かもしれません」
 討論冒頭、首相はあっさりとこう述べた。平野博文官房長官は「謙虚さの表れ」と持ち上げたが果たしてそうだろうか。
首相は次の瞬間には同紙にはない表現を織り交ぜたのだ。
 「愚かだったから愚直だったから。あるいはそうかもしれません」
 そして、次の段階では「愚か」を省き、「愚直」だけを使った。まるで言葉の手品を見るようだった。

 「愚か」と「愚直」を都合のいいようにすり替えるとは、正直な態度とはいえない。とても愚直を自任する資格はないはずだ。

 「首相のあまりにも軽い言葉が、国民の政治に対する信頼を失わせることを憂慮している。一国の首相が政策も
よく分からないで、国民を狼狽(ろうばい)させるような発言をしてしまう。こんな朝令暮改を繰り返す状況なら、
国民はたまったものではない」
 首相が民主党幹事長時代の平成20年11月の記者会見で、当時の麻生太郎首相を批判した言葉だ。
省みて、自らを恥じる気持ちはわいてこないだろうか。(阿比留瑠比)

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100423/plc1004230745005-n1.htm