「エリミン」などの向精神薬をあいりん地区で仕入れ不正に販売していた無職、大澤広一を逮捕

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1 目打ち(三重県)

生活保護受給者に無料入手させた向精神薬を転売した容疑者を追送検へ/神奈川県警

生活保護受給者が病気を装って無料で入手したとみられる向精神薬をネットで転売したなどとして、県警薬物銃器対策課は、麻薬取締法違反(営利目的譲渡、所持)などの疑いで、
横須賀市久比里2丁目、無職の大澤広一被告(41)=覚せい剤取締法違反罪などで起訴=を近く追送検する方針を固めた。
転売された向精神薬の一部は、大阪市港区の無職の容疑者(53)=同法違反容疑などで逮捕=が仕入れていたとみられ、同容疑者は「薬は西成区あいりん地区の生活保護受給者などから安く買った」などと供述しているという。

県警によると、大澤被告は昨年11月から12月ごろの間、営利目的で宇都宮市の男性会社員(37)ら5人に向精神薬「エリミン」など薬千錠を約12万円で譲り渡したほか、
今年1月初旬ごろ、自宅で向精神薬など十数種類の薬1500錠などを譲渡目的で所持していた疑いがあるという。
大澤被告は経営会社の倒産後、処方を受けた向精神薬の余りをネットで販売、商売を思いついたという。2007年からの3年間で約200人に転売、約2千万円を売り上げていた。
一方、ネットを通して大澤被告と知り合ったという同容疑者の自宅からは「頭が痛い」「体がだるい」などと書かれた受診時用の指示書とみられるメモも見つかっている。
生活保護受給者は福祉事務所が発行する医療券を使えば、投薬などの医療費が無料になることから、県警は同容疑者が受給者に病気を装って医療機関を受診させ、うその症状を告げて薬を入手させていた可能性があるとみて捜査している。
県警は大澤被告と同容疑者の自宅など計10カ所を家宅捜索、大麻や覚せい剤、MDMAなど35種類の薬計約1万錠が見つかっている。また、大澤被告の自宅からは国内34都道府県、米国あての送付状が見つかったという。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004210013/