「雪のラブレター」大賞決まる
第9回「雪のラブレター」大賞決まる 尾花沢
山形県尾花沢市が募集した第9回「雪のラブレター」の入賞作品が決まった。
俳句の部は愛知県飛島村の雨風雪女さんの「雪の髪飾りが溶ける観覧車」、恋文の部は埼玉県杉戸町の加藤清さん(58)の「ボンネットの上、君が載せた小さな雪だるま 代わりに僕の町まで付いてくるかい 楽しい話をしながら帰ろう」が、それぞれ最優秀の大賞に選ばれた。
雨風さんの作品には「すべてが具体的にワンシーンに集約されている」との講評があった。加藤さんの作品は「すてきなラブレター。最後の一文がとても効いている」と評された。
尾花沢が豪雪地であることと、松尾芭蕉が「奥の細道」の行程で滞在し、恋にまつわる句を詠んだとされる逸話にちなんで始まった。俳句の部に3183点、恋文の部に885点の応募があった。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100422t55001.htm