還暦を迎えた“ミスタープロレス”天龍源一郎がプロデュースする「天龍プロジェ
クト」旗揚げ興行が19日、東京・新宿FACEで行われ、超満員札止めとなる550
人を動員した。
試合開始前の挨拶で「師匠であった馬場さんの教えである“明るく、激しく、楽し
いプロレス”をこのリングで継続していきたい」と意気込みを語った天龍は、メーン
イベントで高木三四郎と組んで、嵐、ディック東郷組と対戦。
全日本プロレス時代から因縁の深い嵐にスパイダージャーマンを妨害された際
に、左ヒザを痛めるアクシデントに見舞われながらも、気迫のこもったグーパン
チ&逆水平チョップ、ラリアット、53歳などを繰り出し、延髄斬りからの投げ捨て
式パワーボムで東郷に勝利。
試合後はリング上から次回大会となる6.9新宿大会の開催の発表と、封印して
いるWAR6人タッグ王座の復活を予告し、観客とともに「エイエイオー」の勝どき
を上げた。
90年のSWS(10.18&19横浜アリーナ)、92年のWAR(7.14後楽園ホー
ル)に続き、これが3つ目の団体旗揚げとなる天龍は「前のように背負っているも
のはない」と、あくまでも自分らしいカラーを出していくことにこだわった上で、「ま
だいい選手はたくさんいるし、今後もこのプロジェクトを続けていく上で楽しみが
できた」と、今後もWARにゆかりの深い選手、目をかけている実力派の選手をこ
のリングに上げていきたいと語った。
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http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/headlines/20100419-00000029-spnavi-fight.html 依頼442