アイスランドの火山噴火に伴う欧州の空港閉鎖拡大で欧州連合(EU)の弱い景気回復が
打撃を受ける恐れがある。一方で航空会社は状況を打破するための措置を取っている。
航空当局が19日まで飛行禁止措置を拡大したことで、キャンセルとなった便数は6万3000以上に上った。
打撃を受けている航空各社はこの週末、15日から噴火を続けているアイスランドの火山から吹き出された
粉じんの中を飛行する際の安全度を評価するための試験飛行を行った。多くの関係者は、航空当局は
大気状況と危険性を詳細に分析しないで広範囲の飛行区域を閉鎖して過剰反応していると批判している。
KLMロイヤル・ダッチのペーター・ハルトマン最高経営責任者(CEO)は「日中の飛行なら完全に安全だ」と述べた。
http://japan.wsj.com/Business-Companies/node_52258