最近、アラスカで白クマがカメラマンの三脚を持ち去る珍事が発生したが、今度はニュージーランドの海で、
15日(現地時間) ダイバーがタコにビデオカメラを持ち去られる事件が発生した。その一部始終が動画サイト
『Youtube』に公開されている。
ニュージーランドのウェリントン近郊の沖合いでダイビングをしていたビクター・ホワンさんは、海中の様子を
ビデオカメラで撮影していた。すると突然、海藻の中からタコが飛び出して来たのだ。
カメラを覗いていたホワンさんは、自分に襲い掛かって来たのだと思った。ところがタコはカメラ目掛けて
襲い掛かって来た。吸盤でしっかりとカメラにしがみ付き、一向に離れようとしない。そしてついには、
ホワンさんの手からカメラを奪い取り、海の奥深くへと逃げて行ってしまった。慌てて後を追うホワンさん。
手には水中銃を携えて必死に泳いだ。5分にわたって追走した後に、何とか追いついた。
そして、タコを捕獲してカメラを奪い返したのだ。
しかし、今度は捕獲に用いた水中銃の先にしがみつき、離れようとしない。仕方なくホワンさんは、タコを
水中銃の先にしがみつかせたまま、一緒に回遊を楽しんだ。ホワンさんは動画の中で、こう伝えている。
「タコは決して僕に攻撃をしようとしたのではないと思う。どうやら(カメラや水中銃などの)道具を気に入って
しまったようだ」と。どうやら動物たちの世界でも、プライバシーには敏感になっているのかも?
http://rocketnews24.com/?p=30534 動画
http://www.youtube.com/watch?v=x5DyBkYKqnM&feature=player_embedded