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【大阪】新たに千里浄水池増設など計画（4/16）

■ 　大阪府水道部は、府営水道の新たな施設整備マスタープラン案（長期施設整備基本計画の新名称）と第２期中期整備事業計画案をまとめた。
新たに千里浄水池の増設などの計画を盛り込んだ。パブリックコメントを求めた後、正式な計画とする。
　現行の長期施設整備基本計画は、2004年度に策定。おおむね50年間に整備すべき施設を提示している。
「上水」は、最大216万M3／日の水需要を想定し、施設整備に5,400億円の事業費を概算している。今回の見直しでは、将来の水需要を150万M3／日に設定。
これに合わせた施設計画のダウンサイジング（小規模化）を行うとともに、安全性の強化、市町村水道との連携強化を図る。事業期間は29年度までとし、概算事業費は約2,855億円。
　ダウンサイジングは、�@村野浄水場（枚方市村野高見台）の老朽施設更新をユニット化（沈殿池＋ろ過池）して西系の更新を段階的に行う
�Aバイパス送水管整備で村野〜藤井寺間の整備を取りやめ、藤井寺ポンプ場〜松原ポンプ場（新設）の口径を2,400�oから2,000�oに変更�B既設施設の有効利用−など。
　安全性の強化では、�@主要な系統を「あんしん水道ライン」に定めて施設を更新�A松原ポンプ場を新設し、泉北浄水池以南のバイパス送水管を整備
�B系統連絡送水管（万博〜庭窪間径1,000�o、６拡〜諸口〜庭窪間径1,200�o、上小阪〜牧岡間径1,000�o）を整備−など。
　市町村水道との連携強化では、�@河南地域のバックアップシステム強化�A千里浄水場（箕面市船場東）の浄水池増設、耐震補強−などとなっている。
　マスタープランに基づき策定する第２期中期整備事業計画は、10〜14年度の５カ年計画。事業費は約680億円を概算している。
　施設整備スケジュールでは、10年度から千里浄水場の浄水池増設、磯島取水場の取水暗渠の耐震化に着手。バイパス送水管は、松原ポンプ場の新設などを本格化させる。
村野浄水場の浄水施設ユニット化は第３期中期計画（15年度〜）から実施する。
（2010/4/16）

http://www.kentsu.co.jp/osaka/news/p01299.html

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