県農業試験場いちご研究所(栃木市大塚町)の研究棟が敷地内に完成し12日、竣工式が行われた。
イチゴの品種間・産地間競争が激しさを増す中、最新鋭設備を活用した県産イチゴのポスト「とちおとめ」開発が強く期待されている。
同研究所は、「イチゴ王国」の座を不動にしようと、2008年10月に全国で初めて設置されたイチゴに特化した研究開発拠点。
新品種や新技術の開発、消費動向の調査分析などの機能がある。
開設以降、育苗温室の建て替え、生理生態実験温室などの整備を進めてきた。
研究棟は鉄骨平屋建て689平方メートルで、イチゴ色を模した真っ赤な屋根が特徴。
収量調査や収穫物の選果を行う収穫調査・調整室、食味成分や機能性成分を分析する品質解析室、
イチゴ情報を紹介する交流展示ゾーンなどで構成する。総工費は2億3700万円。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100412/308044