http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010040490070447.html インターネットで共犯者を募り、犯行に及ぶケースが後を絶たないことから、警視庁は五日
特命チーム「ネットハンター」を新設する。同庁によると、共犯者募集サイトの取り締まり
専従班は全国の警察でも珍しいという。
「飲み会帰りのをやろうかな。多摩で助手がほしいかな」
「猟の手伝いします。当方車あり」
昨年三月、警視庁に集団強姦(ごうかん)致傷などの容疑で逮捕され、一審で無期懲役判決を
受けた無職村上友隆被告(45)と共犯の男たちが、ネット掲示板を通じて交わした文言だ。
村上被告は掲示板で共犯者を募り、二〇〇一〜〇八年に東京・多摩地区で、四人の仲間と
六件の女性暴行を繰り返したとされる。
警視庁によると、共犯者募集には「闇の職業安定所」「裏バイト」「裏求人」などと称するサイト
が使われる。強盗仲間を集めたり、振り込め詐欺グループが金の受け取りや引き出し役など
を募るケースもあった。 ただ、多くは「短期間で高額収入」「即金、高給、ちょっとリスクあり」
などとあいまいな表記をしているため、取り締まりや削除要請などの対応が取りにくいという。
ネットハンターはハイテク犯罪の捜査経験者ら二十一人で組織。掲示板を監視し、疑わしい
サイトを見つけたら、一般の応募者を装って投稿者と接触する“おとり捜査”も積極的に取り入れる。
警視庁犯罪抑止対策本部は「犯行加担者の募集サイトは、集団による凶悪犯罪を容易にし
事件とは無縁の市民を犯罪に引き込む危険性がある。ネットハンターの開設で、対策を抜本的に
強化したい」としている。
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