イチゴ農家のミツバチ6万匹盗まれる伊豆の国市で

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1 ダーマトグラフ(千葉県)

 ◇見回りなど警戒を呼びかけ

 伊豆の国市のイチゴ農家6戸から、計約6万匹のセイヨウミツバチの入った巣箱10箱がなくなり、大仁署に被害届を出したことが2日わかった。
花粉の交配用のミツバチで、同署は同一人物による窃盗事件の可能性が高いとみて調べている。
ミツバチは、女王バチの主な輸入先であるオーストラリアで伝染病が発生し価格が高騰しているという。
JA伊豆の国などは農家に見回りなどを呼びかけ、「ミツバチ盗」への警戒を強めている。

 大仁署やJA伊豆の国によると、伊豆の国市韮山多田の農家5戸と同市原木の1戸が1日午前、被害に気付いた。
なくなったのは養蜂業者のリースを受けた計10箱。1箱約6000匹のミツバチがおり、被害は計約30万円という。
各戸ともビニールハウスの外に置いており、今月いっぱい、イチゴの受粉に使う予定だったという。

 また、JA三島函南によると、函南町塚本の農家1戸で3月12日午前、4箱のうち1箱のミツバチがいなくなった。
箱は残っていたが、クギが抜かれ、箱の中にいた約4000匹のミツバチが消えていた。被害届は出していないという。
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100403ddlk22040262000c.html