橋下「朝鮮学校問題を地方に押し付けるなや。もう文科省なんかいらねえよ」

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1 千枚通し(静岡県)

大阪府の橋下徹知事は2日、文部科学省が朝鮮学校への就学支援金支給の
可否を都道府県に判断させる案を検討していることについて
「そんなことになればもう文科省なんか要らない。政治的な指針を出せないなら
政権与党の意味がない」と厳しく批判した。

橋下氏は「(政治的な問題を)地方に任せるというのなら、全国学力テストの問題から
何から全部こちらに任せてくれればいい。しんどい問題だけ振る」と、学力テストでは
都道府県教育委員会の市町村別結果の公表を実施要領で禁止していることを例に、
文科省の姿勢を疑問視。

さらに「これは朝鮮学校のカリキュラムの問題なのか。北朝鮮という不法国家と日本国の
関係の問題なのか。政治がはっきり方向性、問題点、論点を提示しないと(地方側は)
逆に動けない」と、判断を委ねられても都道府県側が混乱する可能性を指摘した。

一方で、府内の朝鮮学校への対応としては「僕は僕で指針を示した。その基準によって
判断する」と指摘。金正日総書記らの肖像画撤去など、橋下氏が独自に打ち出した条件を
満たすまでは支給を留保する考えをあらためて強調した。

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2010040201000272.htm