日本海東北道(日東道)の荒川胎内−神林岩船港インター間(7・1キロ)
が28日、開通し、村上市の神林農村環境改善センターなどで記念式典や
パレードが行われた。
この区間は国と県による「新直轄方式」で建設され、通行料金は無料。
岩船港から荒川胎内インターまでの所要時間は約8分短縮され、神林地
区から救急救命センターのある県立新発田病院までの救急搬送の所要
時間も約6分短縮される。また、瀬波温泉や岩船港から船が出る粟島な
ど観光地への交通アクセスも便利になる。
式典で北陸地方整備局の前川秀和局長は「新潟と青森を結ぶ環日本
海交流の骨格となる道路。県北地方の観光産業の発展に寄与するもの
と思う」とあいさつ。以北の朝日まほろばインターまでの区間(13・3キロ)
は10年度内の開通を目指す。
村上市瀬波温泉のホテル「大観荘」のおかみ、佐藤道子さん(63)は
「神林岩船港インターから瀬波温泉までは約10分。首都圏からもたくさ
んのお客さんに来ていただけるのでは」と期待を寄せた。
4月から1年間は、高速無料化の社会実験で日東道新潟中央ジャン
クション−荒川胎内インター間も無料となる。【塚本恒】
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