米自動車部品大手ボルグワーナーは26日、
中国・上海の紫竹科学園区に同社最大級の研究開発(R&D)拠点を開設したと発表した。
施設の名称は「ボルグワーナー・チャイナ・テクニカル・センター」で、
2012年までに約400人を雇用する計画だ。
同センターでは、ターボチャージャーやデュアルクラッチ機構、排気再循環(EGR)バルブ、
エアポンプ、ウォーターポンプ、ファン関連装置、全輪駆動システムなど広範囲の研究開発活動を手掛ける。
子会社や生産拠点に成果を伝えるほか、顧客からの要望にも対応させたい考えだ。
また、ミシガン大学と上海交通大学が合同して運営する学生のインターンシップ・プログラムとも連携し、
次世代エンジニアの育成にも寄与する方針を示している。
同社のティモシー・マンガネロ会長兼最高経営責任者(CEO)は
「中国のどこに技術センターを置くべきか、慎重に検討を重ねた上で決定した。
当社の世界戦略にとって重要な一歩になったと思う」と話している。
2010年3月29日
http://auto-affairs.com/news/1003/100329-1.html @依頼194