ゲンダイ「今、民主党を批判して誰が得する!批判やめろ」

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1 プリズム(愛知県)

いつものことだが、また鳩山内閣が迷走している。生方騒動につづいて、
今度は郵政民営化の見直し問題で閣内に亀裂だ。タイミングの悪いことに、
中井洽国家公安委員長の女性スキャンダルまで噴き出した。よくもまあ、次から次へと問題が起こるものだ。

これでは、支持率が下がるのも仕方がないのか。世論調査を見ると、昨年の衆院選で
民主党を支持した有権者が、民主党政権に失望しはじめている。
政権交代があったことについては「よかった」と68%が評価しているが、いまの政治に
「満足」しているのは14%しかなく、「不満」が82%に達している。国民の意思を「反映している」は26%、
「反映していない」は72%だ。

しかし、日本の有権者は政治意識が低すぎる。国民が民主党を支持し、
戦後初めて、選挙による政権交代を実現させたのは、ほんの半年前のことだ。
少しくらい期待を裏切られても、自分たちでつくった政権なのだから、長い目で政権を育てる
必要があるのではないか。
だいたい政権が発足してから、まだ半年しかたっていないのに、失望するのは早すぎるというものだ。
歴史作家の加来耕三氏がこう言う。
「国民はせっかち過ぎます。政権交代したからといって、次の日から成果があがるはずがありません。
たとえば明治維新です。明治政府が落ち着くまで10年かかっている。1

●着実に実績を残している鳩山政権


民主党政権は、自民党政権が60年間築き上げた「政官財」の癒着構造を叩き壊して、
「国民生活が第一」という、まったく新しい政治システムをつくろうとしている。
簡単にやれるはずがない。カベにぶち当たるのは当たり前だ。
http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=45154