グーグル撤退、約9割が賛成 中国のネット利用者
米インターネット検索大手グーグルが中国本土での検索サービスから撤退を発表したことについて、中国のネット利用者の
多くはグーグルを非難する書き込みをポータルサイト掲示板などに寄せている。撤退を歓迎する声と惜しむ声との比率は約9対1。
一貫して「法律」を盾に対応してきた中国政府の“作戦勝ち”ともいえる。
グーグルと提携している中国の人気ポータルサイト、新浪ネットには24日までに、「外国人と外国企業は中国の法律を
順守しなければならないことを理解すべきだ」といった意見が多数寄せられた。他のポータルサイトを含め、「グーグル出ていけ」
「ずっとグーグルは使っていない。死んでくれてよかった。何の影響があるというのか」などと、感情的な意見も後を絶たない。
唯一、グーグル支持派の意見が目立ったのは国際情報紙、環球時報のウェブサイト。中国の検索サービス最大手「百度」の
検索結果にウイルスを含んだウェブサイトが含まれていることなどを指摘した上で、「選べるとしたらやっぱりグーグルを選択する」
と主張。グーグル批判を過熱させる層に向け、「あなたたちの言論は(外国人排斥に走った)清朝政府の末期の態度と何も違わない。
再び鎖国をしたいのか」と諭す意見もみられた。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100324/amr1003242109011-n1.htm