【熊本】プレシード(熊本県宇城市、松本修一社長、0964・33・3133)は、クリーンルーム技術を利用した植物栽培プラントの実験機を開発した。
水に浮かべた栽培容器をクリーンルーム内で循環しながら生育する。栽培空間に人が入らないことで病気や害虫の侵入を防ぐ。
2010年4月から県内の農業法人と共同で試験栽培を始め、11年度の製品化を目指す。イチゴや葉物野菜の栽培を見込んでいる。
栽培は縦500ミリ×横700ミリ×深さ200ミリメートルの容器で行う。同容器はプラント内を循環する水に浮かんで移動する仕組み。
容器の出し入れは1カ所の出し入れ口のみで行い、水や養分の補給は出し入れ口を閉じたまま行う。
栽培空間は縦15メートル、横2・8メートル、高さ2メートル。今回の実験プラントでは約30個の容器を使っている。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620100322hkaj.html