21日の北海道内は低気圧が日本海側から東に抜けたことに伴い、全域で強風に見舞われた。
札幌管区気象台によると、旭川では午後1時11分に最大瞬間風速が34.1メートルと観測史上最高を記録。
札幌でも午前9時57分に33.3メートルと3月としては観測最大となった。
強い風は22、23日も続く見込みで、気象台は注意を呼び掛けている。
強風の影響で、JRは架線にビニール袋が付着するなどのトラブルが相次ぎ、
21日午後2時15分現在、札幌と新千歳空港、旭川、帯広などの各駅を結ぶ特急を中心に計128本が運休した。
また道警によると、午後0時半ごろ、赤平市茂尻本町2の民家で屋根の鉄板が強風に吹き飛ばされる被害も出たが、
けが人ないという。【木村光則】