モンテ山形、J1効果で収入86%増 09年度、収益改善
サッカーJ1モンテディオ山形の運営母体、山形県スポーツ振興21世紀協会(山形県天童市)は19日、2009年度決算をまとめた。
事業収入から事業支出を差し引いた当期正味財産増減額は2700万円の黒字で前年度の
1億300万円の赤字から大幅に改善。当初予算の1300万円の2倍以上となり、J1昇格効果を裏付けた。
この日開いた理事会と総会で海保宣生理事長の退任も正式に決定、後任に川越進理事(県サッカー協会専務理事)が同日付で就任した。
海保理事長は06年5月に着任、J1昇格を実現した最大の立役者の一人だが、健康上の不安を理由に以前から辞意を伝えていた。
09年度の収入は前年度比86%増の11億6300万円。J1昇格に伴い正会員や賛助会員が大幅に増えたほか、
入場料収入も2.6倍以上に伸びた。支出は56%増の11億3600万円だった。伸び率は大きいが、
予算規模はJ1クラブ最小で、海保理事長はJ1定着には20億円規模を目指す必要があると強調した。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100319cfb1906p19.html