30年ぶりの記録的大寒波に見舞われた英国だが、初物の英国産イチゴがすでにスーパーの棚に登場したことが報じられた。
各スーパー・チェーンは国産イチゴの販売開始時期を競いあっていたが、レースは英大手スーパー・チェーン「Morrisons」の勝利に終わった。
今月17日、「Morrisons」の英南部にある25ヵ所の店舗で初出荷の国産イチゴが並んだ。「Tesco」では翌日の18日に15ヵ所の店でイチゴがお目見え。
また、「Waitrose」「Sainsbury’s」「Asda」でも数日内にイチゴの販売が始まるという。
初物のイチゴの販売時期が早まっていることは、地球温暖化やここ数週間の暖かい天候とは関係なく、
ビニールハウスや温室で養分をふんだんに与えながら栽培するという、園芸方法の進歩が理由とされている。
イチゴの多くは、英国最大の温室栽培業者である、英南東部ケントの「S&A Produce」で生産される。
ちなみに、温室栽培ではない、通常栽培の英国産イチゴは、普通4月に植えられるという。
「Waitrose」の果物担当バイヤーのニッキー・バゴットさんは「英国産イチゴの初物は冬の終わりと春の到来を意味する。
小売店は出来るだけ早くイチゴを入荷しようと競い合うのは、人気が高いため」とコメントしている。
ソース
http://www.japanjournals.com/dailynews/100319/news100319_3.html