電子書籍 また糞規格ができるぞー ソニー「一週間で読めなくしたり日本市場に適したの手法を」 

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1 ハンマー(長屋)

 米ソニーエレクトロニクス上級副社長の野口不二夫氏は、米国で電子書籍リーダー「Sony Reader」や電子書籍販売サイト「Reader Store」を立ち上げた経験を基に、
「専用端末は高齢者に喜ばれている。紙の本では目が疲れるが、電子書籍リーダーは文字を大きくできるから買うといった具合に、理由は単純だ。
また、電子ペーパー方式の電子書籍リーダーはバッテリーが長持ちするなど、メリットがたくさんある。
さらに、電子書籍リーダーでは視覚障害者も読めるようテキストの音声読み上げ機能を提供できるが、
こうしたサービスの提供にまつわる権利関係は米国でも明確でない。先々でも結構なので議論してほしい」と指摘。

 また、続けて野口氏は、「ソニーは、英国で書店、ドイツで流通業者、フランスで小売業者とそれぞれ提携して電子書籍を提供するなど、
国ごとに異なる手法で電子書籍事業を展開している。日本では国立国会図書館の電子書籍構想に慎重な意見もあるようだが、
デジタルならば電子書籍の提供後1週間で読めなくするといった具合に、紙の書籍よりも明確な運用ができるメリットもある」と語り、
海外事例を参考にしつつ日本市場に適した手法を模索していくことを提案した。

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20100317/1023639/