子ども手当、衆院通過 年度内成立へ、高校無償化法案も
子ども手当と高校無償化の両法案は16日の衆院本会議で、与党3党と公明、
共産両党などの賛成多数で可決し、参院に送付された。いずれも年度内に成立する見通しだ。
政府は高校無償化を4月から実施し、子ども手当は6月から支給を始める。鳩山由紀夫首相は
16日、記者団に「歳出削減と予算見直しで財源を見いだしていきたい」と語った。
両法案とも公明党と協議し、委員会審議で一部修正した。自民党とみんなの党は16日の
本会議採決でいずれも反対した。
子ども手当法案は2010年度に限って年3回、中学生以下の子ども1人あたり
月1万3千円を支給することを規定。初回の6月は4、5月分の計2万6千円が
支給される見通しだ。高校無償化法案では民主、公明、共産3党で施行3年後の
見直し規定を付則に加える修正をした。対象に朝鮮学校を含めるかどうかは、第三者機関を設置して検討する。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100316ATFS1602H16032010.html