ヒドリガモという思わぬ敵に悩まされている浦和の大原グラウンド
さいたま市内にある練習場、大原グラウンドに飛来した大量のカモによって芝を食い荒らされたうえ、深刻なフン害が発生。
その対策の最終兵器として、鷹によって追い払う計画を発動させたことが8日、分かった。
昨年暮れから浦和を悩ませていたのは、かわいい瞳のニクイやつ、ヒドリガモだ。
周辺の見沼地域に生息するものや渡りのものなど、約100羽が夜半にピッチに降り立つと、芝を食い荒らしフンをまき散らしていた。
スタッフは毎日、点滅するライトやカラーコーンをピッチに置くなどして対策に悪戦苦闘してきたが、
効果は薄く、カモにされてきた。早朝からスタッフがフン掃除にいそしんでも、練習後の選手のスパイクがフンまみれになったこともあったという。
フィンケ監督2年目の今季、目標はタイトル奪取。2年連続無冠から巻き返すべき勝負の年に、
何より大切なのは日々の練習。足元のピッチが荒れていては、覇権奪回もおぼつかない。
◆ヒドリガモ(緋鳥鴨) カモ目カモ科。日本で最も多く見られるカモ。日本には冬場に飛来し、越冬する。
植物の葉や茎を主食として、主に夕方から明け方にかけて餌を食べる。養殖場のノリや栽培している小麦を食べ、害鳥として嫌われることがある。
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20100308-OHT1T00245.htm