米AIG、アリコ売却でメットライフと合意近づく=関係筋
関係筋によると、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)<AIG.N>は7日、
現金と株式を組み合わせ総額約150億ドルで、傘下のアメリカン・ライフ・インシュアランス(アリコ)を
米生保最大手メットライフ<MET.N>に売却する方向で合意に近づいている。
関係筋は、まだ最終的な合意に達していないことから匿名を条件に語った。アリコの売却は8日にも発表される可能性があるという。
メットライフの取締役会は、この取引について検討するため、7日中に会合を開く見通し。
またAIGの取締役会は5日、特別委員会に最終承認を任せ、同委員会は7日最終承認したという。
メットライフはAIGに現金約70億ドルと残りを株式で支払う見通し。
これら関係筋によると、株式の部分は、約30億ドルの転換優先株と、残りが普通株および普通株に類似した証券で構成される。
AIGはアリコの売却が完了すれば、メットライフの株式20%未満を取得することになる。
さらにメットライフの株主が証券の普通株への転換を承認すれば、AIGのメットライフ株保有比率は20%超から25%未満の水準になる見込み。
AIGはコメントを拒否。メットライフからのコメントは今のところ得られていない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100308-00000212-reu-bus_all