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629 はさみ(アラバマ州)
福岡県筑後市 「宿泊客数19万人」と県に報告 → 実際は1万〜2万人程度


県の観光統計に載せる宿泊客数について、筑後市が実態とかけ離れた過大な数を
県に報告していたことがわかった。宿泊施設への聞き取りを怠り、不適切に算出したのが原因。
2008年分は19万2000人と報告したが、市は宿泊施設数や収容人数から
「実際は1万〜2万人程度では」とみている。(渡辺直樹)

統計は「県観光入込客推計調査」。入り込み客の総数のほか、日帰り客と宿泊客、県外客と県内客の内訳、
「一般行楽」「ゴルフ」といった目的別の客数について、県が毎年、市町村が報告するデータを集計して作成し、
県のホームページで公表している。

各市町村は各施設やイベントの主催者などを対象に客数などを調査。
県は調査方法を示していないが、八女市は聞き取りを行い、久留米市はアンケート用紙を配布している。

しかし、筑後市では05〜08年分で宿泊客数を単純に入り込み客数の27%として報告していた。
市商工観光課は「知人宅に泊まる人も含めれば、この程度の割合で宿泊するだろうと推測した」としている。

その結果、04年は7万5000人だったが、05年は18万6000人、06年は16万6000人となった。
27%にした理由と、04年分以前の調査方法は「以前の担当者に聞いたが、経緯はわからない」という。

基になる入り込み客数も、主要な施設の利用客や祭りの来場者は確認する一方、
「海水浴客」「つり客」などは前年の数字をベースとして他施設の増減率に合わせて推計していた。

同市の宿泊施設は船小屋温泉郷などに九つ。同課は「観光が主たる産業ではないため、
『参考資料の作成時間と予算をかけるのはどうか』という考えもあり、調査をおろそかにしてしまった。
今後はきちんと調査したい」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20100304-OYT8T01224.htm