個性派年女トリオ、戦術ピタリ 強豪消えチャンス到来
(26日、五輪スピードスケート女子団体追い抜き1回戦) 残り1周だった。「2秒勝ってるぞ」。
羽田雅樹コーチの指示が飛んだ。3人が流すようにゴール。3分2秒89で韓国に快勝し、準決勝へ。
最後の1周半を先頭で引っ張った穂積雅子(ダイチ)が「余裕を持ってゴールできた」。スタミナが心配
された小平奈緒(相沢病院)も「手応えを感じた」と話した。
序盤2周は先行されたが、織り込み済みだった。「韓国はいつも飛ばして、落ちてくる。データで
分かっていた」とリーダーの田畑真紀(ダイチ)。冷静にペースを保ち、小平が先頭に出た3周目で
相手をとらえ、穂積の4周目で突き放した。持ち前のスピードを生かした小平は「足の力を使わず、
スピードをきれいにつなげられた」。
http://www.asahi.com/olympics/news/TKY201002270186.html