盛岡大付属がいわき市に合宿へ

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1 試験管挟み(兵庫県)

第82回選抜高校野球大会に出場する盛岡大付は24日、合宿地の福島県いわき市に出発した。
出発を前に選手らは同校ホールで、高校バレーボール女子の高田を1971年に全国制覇に導いた盛岡大付の元校長菊池孝育(たかいく)さん(75)の講演に耳を傾けた。
桜井将貴(まさき)主将(2年)らは、激励とともに「全国V魂」を注入され、闘志を新たにした。

 県バレーボール協会顧問の菊池さんは、71年の第2回全国高校選抜大会と国体で女子の高田を監督として率い優勝させた。
当時の遠征で現地の体育館で寝泊まりしたことや、夜行列車で往復し、日帰りの練習試合を組むなど選手に地道な努力を重ねさせたことを紹介。
普段から緊張感を高く持ち練習することを力説した。「まず1勝、なんてみみっちいことを言わず、優勝を目指せ。負けて泣くのではなく、勝つまで泣いてはいけない」と活を入れた。

 最後まで姿勢を正して聴講した石川修平内野手(2年)は「全国で勝った先生の言葉はすごくためになった。練習のときから緊張感を高めたい」と意欲。
佐々木雅敏外野手(2年)は「自分たちも追い込んでやってきたつもりだったが、足元にも及ばない。すばらしいお話をすべて吸収したい」と意気込んだ。
盛岡大付は大型バスで移動し、28日まで強化合宿を行う。

http://www.iwate-np.co.jp/kouya/2010/k1002251.html