かつてTBSの番組「クイズダービー」などで人気を博した篠沢秀夫さんは、今、難病を患い療養生活を
続けています。家族にかかる介護の負担について支援を求めた篠沢さんに対し、行政がとった対応が
大きな問題となっています。
新宿区に住む篠沢秀夫学習院大学名誉教授(76)。かつて、TBSのクイズダービーなどに出演し、
人気を博した篠沢さんは、去年2月、進行性の難病、ALSと診断されました。
妻の礼子さん(69)は、介護保険によるヘルパーの派遣だけでは体がもたないと、新宿区に対して、
障害者としての在宅介護も行ってくれるよう、先月、申請を行おうとしました。しかし・・・
「(新宿区は)『ともかく、できません、できません』って言っていた。何しろ、取り付くしまがない」
(妻の礼子さん)
電話口で区の担当者に、「65歳以上の障害者については、新たな申請は一切受け付けていない」と
断られたといいます。
国の障害者自立支援法では、年齢のいかんにかかわらず、申請のあった障害者に対し、区や市町村の
担当者が面談し、サービスを行うかどうか、決めることになっています。しかし、新宿区は運用ルールを
変えたことすら利用者に知らせていませんでした。厚労省は法律に違反する可能性もあり、改善を
求めていきたいとしています。
新宿区は先ほどJNNに対し、文書で回答を寄せ、「今回の対応は不適切かつ誤った対応であったと
考えており、心からおわびします。利用者の方には今後、このようなことがないよう対応を改めます」
としています。
ソース動画
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4346247.html