【横須賀中央終了】 さいか屋、横須賀大通り館が閉館
横須賀・大通り館閉館
「断腸の思いです」。岡本康英社長は記者会見で横須賀店の主力・大通り館の閉館を、
こう悔やんだ。
人口増の川崎、藤沢に対し、横須賀は減少傾向で、企業撤退も相次いでおり、金融機関の
同店に対する見方は厳しかったという。
横須賀では唯一のデパートで、京浜急行・横須賀中央駅から同店に至る中央大通りは商業
施設が並ぶ目抜き通りだけに、関係者は閉館の影響を懸念する。
横須賀商店街連合会の高地光雄顧問は「街が沈滞してしまう。メーンストリートの人通りに
影響が出かねない。跡地の用途を早急に決めるように望みたい」と危機感を口にした。
市経済部の佐藤清彦部長も「非常に残念。希望退職などで雇用に大きな悪影響が出ないよう
望む」とした上で、「1館体制での再建に期待したい」と話した。
一方、横須賀商工会議所の木村忠昭会頭は「新館だけでも残ってくれた。今後は債務も軽く
なるので、新たな客のニーズをとらえて頑張って頂きたい」とエールを送った。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20100202-OYT8T00149.htm さいか屋が事業再生計画
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20100202-OYT8T00147.htm 再生計画では、現在ある横須賀店、川崎店、藤沢店、町田ジョルナ(東京都町田市)の営業は
続けるが、2館ある横須賀店のうち商店街に面した大通り館を5月11日に閉鎖する。川崎店は、
店舗を売却して営業を続ける。両店ともに衣料品中心の構成を見直し、食料品売り場とテナント
中心にする方針だ。