日本では最近「韓国に学ぼう」という声を多く耳にする。様々な分野で韓国の方が優れているからだ

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1 クリップ(東京都)

韓国に何を学ぶ
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20100129/207902/

 このところ、「韓国に学ぼう」という趣旨の記事や主張を目にすることが多い。
日本メーカーがリーマンショック以来の不況にあえぎ2番底の恐怖におびえる中で、
韓国メーカー各社の業績が好調で、さまざまな分野でシェアを伸ばしてるからだろう。
 例えば『日経ビジネス』は、2010年1月25日号の特集「韓国4強 躍進の秘密」で、
かつては「後追い」と揶揄された韓国のSamsung Electronics社、LG Electronics社、
現代自動車、POSCO社の4社がこの不況下でも競争力を高めている点を分析し、
「危機脱出のヒントは隣国にある」と書いている(p.22)。

 また、東京大学ものづくり経営研究センターが主催する「ものづくり寄席」でも、
1月25日に「韓国に学ぶ」というタイトルの講演が行われた。講師の吉川良三・同セン
ター特任研究員(2004年まで10年間Samsung Electronics社常務を歴任)は、「韓国メー
カーは価格、デザイン、サービスなど消費者からよく見える『表の競争力』に強い。
日本メーカーもこれからは『裏の競争力』(注:生産性の高さなどの顧客からは見えない
競争力のこと)だけでなく『表の競争力』も強化すべきだ」と強調していた。