性犯罪扱う2例目 裁判員裁判開始 静岡地裁
強姦致傷と強要などの罪に問われている静岡市駿河区馬淵、とび職、中秀生被告(31)の初公判が25日、静岡地裁(長谷川憲一裁判長)であった。
性犯罪を扱う裁判員裁判としては県内2例目。選任手続きで選ばれた裁判員6人と補充裁判員3人が参加した。
起訴状によると、中被告は昨年5月、静岡市内の女性=当時(18)=方に押し入って乱暴し、女性を脅して同意書を書かせ、再び乱暴して、
2週間のけがを負わせた。
冒頭陳述で検察側、弁護側とも難しい法律用語を避けて裁判員に要点を説明。検察側は女性が左足に打撲傷を負った点に触れ「けがは被告の暴行によって生じた」と強調。
弁護側は「被告の暴行ではこの場所にあざはできない。両腕のけがは軽く強姦致傷にはならない」などと反論した。
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100126/szk1001260304004-n1.htm