平均的な社長像は「日大卒」「東京出身」「59歳5カ月」社長が一番少ない県は埼玉県
帝国データバンクは1月28日、「全国社長分析※」を発表、社長の平均年齢は前年より1カ月上昇して59歳5カ月となったことが分かった。
1981年以降、29年連続で上昇しており、会社の資本金別に見ると、10億円以上の会社社長の平均年齢は63歳1カ月だったが、
1000万円未満の会社社長は58歳と5歳以上の差があった。
※帝国データバンクの企業概要ファイル「COSMOS2」(約127万社収録)から抽出した115万7381人の社長(個人経営の代表者を含む)が対象。
社長交代率(2009年)が2.86%と過去2番目の低水準にとどまっていることが高齢化の原因となっており、帝国データバンクはその背景に
「中小零細企業における後継者難(または後継者を置かず、現代表で事業を終わらせようと考えているケース)の増加や平均寿命の
上昇に伴う社長在任期間の長期化などが考えられる」と分析している。
出身大学別に見ると、トップは日本大学で2万5975人と断トツ。この項目の調査を始めた1983年以来、27年連続のトップとなった。以下、
2位「慶應義塾大学」(1万3636人)、3位「早稲田大学」(1万3023人)、4位「明治大学」(1万1303人)、
5位「中央大学」(1万464人)、6位「法政大学」(8287人)が続いた。
出身地別に見ると、トップは「東京都」で10万343人。以下、2位「北海道」(6万222人)、3位「大阪府」(5万7188人)、
4位「愛知県」(5万1837人)、5位「福岡県」(4万682人)が続いた。
出身地別社長数を現時点での各都道府県の人口と照らし合わせて「人口10万人当たり何人の社長が輩出されているか」を調べたところ、
トップは「福井県」で1681人。以下、2位「山梨県」(1489人)、3位「富山県」(1331人)、4位「島根県」(1320人)、
5位「新潟県」(1319人)が続いた。逆に最も少ないのは「埼玉県」で428人だった。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1001/29/news011.html