公認会計士も超絶な就職難
企業の財務の専門家を増やすため、公認会計士の試験が見直されて合格者が急増したにもかかわらず、
企業側の採用が増えないことから、会計士協会は企業に対する説明会を開くなどして就職支援に力を入れています。
公認会計士をめぐっては、企業の間で財務の専門家を求めるニーズが高まっているとして、
金融庁は平成18年から新しい試験制度を導入し、合格者数を大幅に増やしました。
しかし、日本公認会計士協会によりますと、おととしと去年の2年間の合格者およそ5000人のうち、
800人余りは就職できないいわゆる「合格浪人」になっているとみられています。
会計士協会によりますと、合格者が増えていることを知らない企業も多くあるということで、
企業向け説明会を今月開くなどして積極的な採用を呼びかけています。
また、実務経験がないことを理由に採用を手控えるケースもあるということで、会計士協会では、
来月には監査書類の書き方などを教える研修会を開くなど、実務経験を積ませて少しでも合格者の就職につなげたいとしています。
http://www.nhk.or.jp/news/k10015188781000.html