スポーツ選手の逸話って面白いよね、特殊なトレーニング方針とか
中日チェン・ウェイン投手(24)が24日、今季はケガ防止のために、ウエートトレーニングにメジャー流器具を取り入れることを明かした。
同じ台湾出身の王建民(ヤンキースFA)ら多くのメジャーリーガーが愛用しているというTRXで、キャンプにも持参予定。昨年は左肩を痛め、
1カ月間戦列を離れたが「今年こそケガをせず、1年間ずっと先発で投げ続けたい」と、昨年以上の活躍を誓った。
将来メジャー挑戦を希望しているチェンが、一足先にメジャー流トレーニング器具を導入する。今オフ、台湾に帰国中に、
メジャーで勉強を積んだトレーニングコーチから紹介してもらったという「TRX」。体の重さを利用して全身の筋肉を鍛えることができるサスペンション器具だ。
アメリカではメジャーリーガーやプロゴルファーらの間で流行っている器具だといい、台湾人では、王建民投手(ヤンキースFA)や羅國輝外野手(マリナーズ2A)らも愛用している。
チェンは「結構いい練習になった。どこに行ってもできるので、キャンプやビジターの試合にも持って行こうと思います」と、携帯用タイプを約5万円で購入。さっそく沖縄行きの荷物に加えたという。
もともとは米海軍の将校が機具のない孤島で、パラシュートのコードを使ってトレーニングしたのが始まり。つり輪上のハンドルと呼ばれるひもに足をぶら下げて腕や腹筋を鍛えたりできる。
「宙づり」のような不安定な状態を作ることでバランス力が必要となり、体幹トレーニングの効果が大きくなるとされる。
チェンの今季の目標は「1年間ケガをせず、先発ローテで投げ続けること」。昨年は5月末に左肩を痛め、約1カ月間投げられなかっただけに、今年は再発防止に努め、昨年の164イニングを上回る180イニング以上を投げるつもりだ。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20100125-589134.html