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175 乾燥管(福島県)
【広島】ピカドンの後で雨が降った地域がもっと広いことがわかったので、もっと金よこせ

原爆が投下された直後に降ったいわゆる「黒い雨」の範囲は、従来、国が認めていたよりもはるかに広い地域に及んでいた可能性のあることが、広島市が行ったアンケートでわかり、広島市は今後、援護対策の見直しを国に求めていく方針です。
放射性物質などを含んだ「黒い雨」について、国は、被爆直後に行われた住民100人余りへの聞き取り調査から、
南北19キロのだ円形の範囲内で大雨が、29キロの範囲内で小雨が降ったとしたうえで、大雨が降った地域の住民だけを被爆者に準ずる形で無料の健康診断を行っています。
しかし、実際にはこうした地域以外の住民からも「黒い雨が降った」という証言が相次いでいることから、広島市は、広島大学原爆放射線医科学研究所の大滝慈教授とともに1800人余りを対象にした大規模なアンケートを行い、25日の会合で結果を報告しました。
それによりますと、「黒い雨が降った」という証言は現在の広島市の東部を除いたほぼ全域で得られたほか、それぞれの場所で黒い雨が降ったとする時間帯を分析した結果、雨の中心が時間とともに北西に移動していった様子が浮かび上がったということです。
広島市は、今回の結果をさらに詳しく分析したうえで、「黒い雨」をめぐる援護策の見直しを国に求めていく方針です。

http://www.nhk.or.jp/news/k10015212741000.html#