車ってダサいよね 田舎の象徴だし
栗東市 広告ビジネス好調 公用車、封筒などで2年で160万円
滋賀県栗東市が昨年11月から、車体に広告を張った公用車を走らせている。新幹線新駅計画中止の影響などで市財政悪化し、
新たな財源確保を狙って掲示企業を募集したところ、募集枠を上回る応募があった。市は続いて、ごみ分別の説明冊子と
市税通知書類を送る封筒にも広告掲示企業を募集。「財政事情を考え、協力してくれる企業が多く、ありがたい」(駒井義昭総務部理事)と、好調な反響を喜んでいる。
(中略)
市は2007年度からホームページと広報紙に広告を掲載してきたが、新たに導入した3種類の広告で、本年度から2カ年で計160万円以上の収入が確保できた。
公用車とごみ分別説明冊子に広告を出す市内の自動車教習所は「宣伝効果は見えにくいが、住民の目に触れる機会が多く、料金も安い。厳しい財政状況の地元に協力する意味もある」と話す。
伊丹正治財政課長は「各部署の工夫の結果だが、積み重ねれば大きい。公共物として自ずと制限はあるが、
今後も新たな財源確保のために企業の協力を得ていきたい」とし、「不況の中、協力を得やすいように料金面は慎重に検討したい」と強調する。
滋賀県内では近年、不況で税収が落ち込む中、同じようにさまざまな形で企業広告を募集する自治体が増えている。
主流は広報紙やホームページ、公用封筒だが、県自治振興課によると、景気悪化の影響で募集枠が埋まらない自治体も多い。
県は本年度、広報紙など4つの媒体で広告を募集したが、収入は昨年度より約400万円少ない約700万円に落ち込み、
「各部署に広告になりそうな新たなアイデアを要請している」(財政課)という。草津市も「企業は広告削減の傾向で、この1年、申し込みが減った」とし、「今後はより多様な広告を集めるようになるのでは」(広報課)と話す。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010012400111&genre=A2&area=S00