1都5県の知事「八ツ場ダム中止の根拠は?」 前原大臣「答える立場にない」
八ツ場ダム問題で、前原誠司国土交通相が建設中止方針の根拠について
「中止を掲げたマニフェストは民主党で検討したため、政府は答える立場にない」と
ダム流域6都県の知事に文書で回答したことが19日、分かった。
文書は1月8日付で、6知事が昨年11月から12月にかけ提出した質問書への回答。
事業の必要性の再検証は「有識者会議が今夏に出す中間取りまとめを踏まえ
早急に行う」としている。
埼玉県の上田清司知事は19日の定例記者会見で「(民主党は)党と政府が政策を
一元化するとしているのに、二枚舌を使っている。具体的な再検証スケジュールや
代替案について明快に答えるべきだ」と批判。群馬県の大沢正明知事も「具体的な
回答がなく不十分。今後も早期完成を国に働き掛けたい」とのコメントを出した。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100120/plt1001201247001-n2.htm