グーグルと同じ手口、サイバー攻撃情報がネットに公開
【ワシントン=勝田敏彦】
米検索大手グーグルなどが昨年12月、中国から受けたサイバー攻撃と同じ手口の攻撃を可能にする情報が、
インターネットで公開されていることがわかった。米コンピューターセキュリティー大手マカフィーが確かめた。被害が広がる恐れがある。
同社のジョージ・カーツ最高技術責任者(CTO)が15日、自身のブログで明らかにした。
グーグルはサイバー攻撃について「かなり高度なもの」としか説明していないが、
何らかの根拠があって中国からの攻撃と判断したと考えられている。
マカフィーによると、手口は米マイクロソフトの閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー(IE)」の未知の弱点を突き、
コンピューターに不正侵入したりするもので、グーグルを攻撃したソフトウエアとしてマカフィーが調べていたものと同じだった。公開された経緯は不明。
マイクロソフトがIEの修正ソフトを配布するまでやや時間がかかる見通しで「それまで別の閲覧ソフトを使うしかない」との声も出ている。
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201001160322.html