岡山県が日本航空の株式を45万8000株保有し、株価急落により約1億4500万円の
含み損を抱えていることが15日分かった。
県によると、1956年から87年にかけ、「公共的な運送事業の支援」との理由で38万4000株を
約1億4800万円で購入。大半は岡山空港(岡山市北区日応寺)開港前年の87年に
集中している。
このほか無償で取得したのが7万4000株。取得の経緯や時期については「記録が見当たらず、
はっきりしない」(県)という。
日本航空とグループ会社は岡山空港で、東京、鹿児島、沖縄便を運航。県財政課は
「当面は推移を注視したい」としている。
日航株は13日の東京株式市場で売り注文が殺到し、値幅制限の下限(ストップ安)となる
前日比30円安の7円まで下がった。15日の終値も7円で、県保有株の価格は計約320万円に
とどまる計算。
広島、香川県は日航株の保有はないとしている。
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