http://www.chosunonline.com/news/20100109000010 今年11月に行われるアジア大会(中国・広州)で金メダルを狙う野球の韓国代表チームが8日に始動した。
代表チームの司令塔を務める起亜タイガースのチョ・ボムヒョン監督はこの日、記者会見で
「韓国野球が国際大会でいい成績を挙げた後に指揮を執ることになり、強い責任を感じている。
最高のチームを作り、最高の成績(金メダル)を取りたい」と語った。チョ監督と同席した
韓国野球委員会(KBO)の金寅植(キム・インシク)技術委員長は、「海外組の中では、
秋信守(チュ・シンス)=インディアンス=が真っ先に思い浮かぶ。11月なら大リーグのシーズンが
終わっているため、合流可能だろう」と話し、秋信守の代表入りを既成事実化した。秋信守は
2006年にカタール・ドーハで行われたアジア大会、08年の北京五輪時は代表から外れたが、昨年の
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では大活躍、準優勝に貢献した。しかし、兵役免除は
適用されていない。今年28歳と入隊期限を目前にしている秋信守にとって、今回のアジア大会は
兵役特例を受ける唯一のチャンスになるだろう。
しかし、金委員長は「今回の大会は兵役未了者に恩恵を与える場ではなく、韓国野球がアジア最強で
あることを再確認する機会にすべき」と重ねて強調した。「台湾だけでなく、日本も全員プロ選手を
出すという話が聞こえてくるだけに、油断はできない。兵役義務未了者を中心に代表チームを作ることは
絶対にない」と断言した。98年と02年のアジア大会で金メダルを獲得した韓国は、06年のドーハ大会で
兵役義務未了選手を中心にチームを構成、台湾と日本に破れ、銅メダルに甘んじている。
国際大会で特に韓国に強かった台湾は、昨年のWBCアジア予選の際、自国リーグで内紛が起き大敗を
喫しただけに、今回は最強チームを出場させるものと予想される。日本も全員プロ選手からなる代表チームを出場させる可能性が高い。