「税金の滞納者は子ども手当減額」と群馬・太田市長
群馬県太田市の清水聖義市長は8日の記者会見で、
政府が地方負担を求めている子ども手当について
「税金や給食費、保育料を払わない人に満額出すのが正しいのか」と述べ、
滞納者には地方負担分を差し引いて支給する意向を示した。
厚生労働省は「法案の詳細は検討中だが、滞納理由の減額は法律違反の可能性が高い」としている。
会見で清水市長は「児童手当と子ども手当は性質が違う。子ども手当は社会保障から経済援助に変わった。
社会保障の福祉目的なら(滞納者にも)払う」と説明。
太田市は、税完納などを市独自の子育て支援金の条件としており、
民主党に対し「基礎的なものを支払うのが前提で、
それがなければ手当が制限されることを法案に付記してもらいたい」と注文を付けた。
厚労省は▽現行の児童手当の差し押さえが法律で禁止されている
▽昨年末にまとまった平成22年度の税制改正大綱で子ども手当が非課税扱いになった−などを理由に、
滞納理由の手当減額は違法との立場。太田市に減額をしないよう理解を求めていく。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100108/plc1001082017019-n1.htm