ネット上による児ポ法違反摘発者増加 (1/2ページ)
2010.1.8 20:34
全国的にもインターネットを利用した犯罪の被害が後を絶たないなか、
千葉県警は、ネット上で児童の裸体写真など、児童ポルノを公開する犯罪に対する警戒を強めている。
県警は昨年、愛知県警と共同捜査本部を設置し、児童ポルノをインターネット上で公開した
48人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)で摘発、うち3人を逮捕した。
県警では「被害者が県内の中学生だったことで、立件に向けて捜査に力を入れた」と話しているが、
大量摘発の背景には、同様の事件が全国的に増加し、顕在化していることなどもあるという。
昨年、捜査本部が同法違反で摘発した対象者のうち、ほとんどがインターネットで画像を公開する際、
ファイル共有ソフト「Cabos(カボス)」を利用していた。
ファイル共有ソフトとは、1人がパソコン内の特定の場所に画像などのファイルを保存することで、
ネットワークでつながる他の利用者もファイルを入手・保存できるソフトで、他にも「Winny(ウィニー)」などが有名。
児童ポルノの単純所持を禁止した法律は日本にはまだないが、ほとんどのファイル共有ソフトでは、
ソフトを利用して画像などを所持することは、同時に公開しているという図式が成り立つ。
そのため、同法の摘発対象となり、懲役5年以下、罰金500万円以下が科せられることになる。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/100108/chb1001082038009-n1.htm