名古屋市中村区の貸金業経営下釜勲さん(当時41)が殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された住所不定、無職横山守容疑者(42)=死体遺棄罪で起訴=が
一宮署特別捜査本部の調べに対し、「初めから金品を奪う目的で下釜さんを呼び出し、殺害した」と、容疑を全面的に認める供述をしていることが8日、わかった。捜査関係者が明らかにした。
特捜本部によると、下釜さんの顧客だった横山容疑者は昨年10月、名古屋市西区上小田井2丁目の当時の自宅マンション室内で、
ネクタイで下釜さんの首を絞めて殺害。腕時計(10万円相当)と現金24万円を奪い、借金6万6千円の返済を免れようとした疑いがある。
これまでの調べに対し、横山容疑者は「返済を免れるために殺したが、現金や時計を奪う目的はなかった」と容疑を一部否認していたが、
特捜本部は借金の額が小さく、殺害の理由としては不自然なことから、元々、金品を奪う目的だったとみて調べていた。
http://www.asahi.com/national/update/0108/NGY201001080002.html